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ポリエチレン、ポリプロピレンの種類

 一口にポリエチレンといっても色々なポリエチレンがありますが、代表的なポリエチレンとしては、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)があります。


他に、LLDPEと同様の製法でさらに密度の低いVLDPE(Very Low Density Polyethylene)、ULDPE(Ultra Low Density Polyethylene)、PE elastomerやLDPEと同様の高圧ラジカル重合によるEVAやEMAAなどの高圧共重合体などがあります。

 高密度ポリエチレン(HDPE)はポリエチレンの中でも最も密度が高く、剛性が要求される製品や分野に使用されていますが、成形性や剛性以外の製品物性の最適化のため、分子量分布が比較的狭いZiegler触媒単段重合品(一部メタロセン触媒品もあり)と分子量分布が広いZiegler触媒多段重合品またはCr触媒品(別名Phillips触媒品)に大別され、前者は主に射出やフラットヤーンに、後者はフィルム(スーパーレジ袋や極薄フィルム)、中空(ガソリンタンクや食用油ボトルなど)、パイプなどに使われています。

 直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)は高密度ポリエチレンと同様に重合触媒を使い製造されますが、密度が低く、柔軟性、透明性、低温シール性などが要求される用途に使用されます。従来はZiegler触媒品による汎用透明フィルムが中心でしたが、1990年代半ば以降、均一触媒といわれるメタロセン触媒の実用化により、分子量分布や組成分布が狭く、高強度,低抽出分,シール性に優れるなどの性質をもつLLDPEが、フィルムやラミネート中心に使われるようになってきました。そして、メタロセン触媒は少ない触媒量でLLDPEを製造することが可能であり、その結果従来のポリエチレンで成形加工時の熱的安定性維持のために使われていた添加剤が不用なグレードも実用化されています。

 一方、高圧ラジカル重合によるポリエチレン(LDPE)はLLDPEに比べ強度が低いという欠点を有するものの、押出性や成形加工性に優れるとともに、重合触媒を使っていないため異物やFE(Fish Eye)が少ないという特長を有しており、フィルムや押出ラミネートの用途に使われています。


 一方、ポリプロピレンには、プロピレン単独重合のホモポリピロピレン(ホモPP)、柔軟性,透明性や低温シール性の付与のためプロピレンと少量のプロピレン以外のα−オレフィン(エチレンなど)を共重合したランダムポリプロピレン(ランダムPP)、剛性と衝撃のバランス維持のためホモPPとエチレンプロピレンゴムを重合ブレンドしたブロックポリプロピレン(ブロックPP、別名HIPP(High Impact PolyPropylene)があります。そして、ホモPPとランダムPPは主に包装関係のフィルム製品に、ブロックPPは主に自動車関係の射出製品に使われております。

 当社は、このようなポリエチレンやポリプロピレンの中から、国内外メーカーによる樹脂を用途適性や性能そしてコストパフォーマンスで選択し、使用しております。


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